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【リフォーム事例】逗子マリーナ、イギリス風スケルトンリフォーム

こんにちは。デコール東京・飯沼でございます。


上の写真は、逗子マリーナでのリノベーション(リフォーム)実例です。


オーナーの好みを反映したインテリアですが、日本のスタンダードとは少し違うインテリアですね。


本格的なロンドンスタイル(モダンブリティッシュスタイル)です。


それもそのはず、ロンドン在住のインテリアデザイナーがコンセプトデザインを行い、日英デザイナーのコラボが実現した事例です。


1.    イギリス風リフォーム事例のポイント

   ・海外インテリアのマストアイテム、モールディングと輸入壁紙

 ・イギリスからコンテナで運ばれてきたものたち

   ・インテリアのためにテレビは隠す

2. コンセプトデザインは、BIIDイギリス人デザイナー

3. 実施計画は、BIID日本人メンバー

4. BIID (英国インテリアデザイン協会)とは

5. BABID (英国インテリアデザインビジネス協会)とは


1.   イギリス風 リフォーム事例のポイント


築40年、約90平米のマンションをロンドン風にスケルトンリフォームの実例をご紹介します。


海外インテリアのマストアイテム、モールディングと輸入壁紙


ロンドン風であれ、どこであれ、海外スタイルなインテリアでは、まず建材が違います。


プラスティックの白い壁に木目を印刷した茶色いドア・・・という背景では、いくら家具や装飾品をロンドンから持ってきても「なんか違う・・・」となってしまいます。


目に入る大きな部分では、モールディングや輸入壁紙が効いています。


モールディングとは、天井と壁の境目や、壁と床の境目にある白い建材です。


壁と床の境目は、巾木(はばき)と呼ばれ、床材と壁材の納まり上なくてはならないもので、どのお宅にもあると思います。


天井廻り縁も日本建築にもあったものですが、壁と天井が同じ材料(壁紙等)になり、現在ではなくても綺麗に納まるようになりました。


このような巾木や天井廻り縁の洋風なものをモールディングといい、目に見えるものならば装飾的に・・・と考えるのが西洋風。


実はモールディングは日本でも簡単に手に入ります。


輸入壁紙も簡単に手に入ります


ただ、輸入壁紙やモールディングを施工するだけ・・・というより、壁の位置や量、窓の高さや量などをコントロールする必要があります。


最初から家具が入った完成形をイメージしてきちんと計画することがとりわけ大切です。



イギリスからコンテナで運ばれてきたものたち


今回のプロジェクトでは、家具、キッチン、洗面化粧台、ランプ、装飾品など多くのものがイギリスからの輸入品です。


コンテナいっぱい、安い船便で運んだので、現地の価格とそれほど大差なく手に入ったとのこと。


日本で同じようなモノを手に入れようと思うととてもお高いものになりますので(家具に至っては、そもそもない・・)、私も機会があったら自身のプロジェクトでやってみたい!と思いました。



インテリアのためにテレビは隠す


インテリアにこだわる人にとっては悩ましいテレビ問題。


この画像のどこにテレビがあるかわかりますか?


逗子マリ、リフォーム事例


ここです。


テレビを隠すインテリア1



テレビを隠すインテリア2


マントルピース(暖炉)の上のアートの部分が扉になっているのでした。


前にイギリス人デザイナーのお宅にお邪魔した時も、普段はそこがテレビとわからないようになっていました。


目立つ位置にテレビを持ってくる場合は、参考にしたいですね。



2. コンセプトデザインは、BIIDイギリス人デザイナー


リノベーショやリフォームを行うとき、まず行うべきはコンセプトデザインです。


これをもとに、モノの選択を行いますが、平面計画にまで影響をすることがある、デザインの幹の部分です。


今回は、これをBIID(英国インテリアデザイン協会)のインテリアデザイナー、Susie Rumboldスージー・ランボルド氏が担当しました。


もちろんオーナーの好みや要望を聞き、逗子マリーナという立地や諸条件を考慮して、オーナーと共にコンセプトを創り上げます。



3. 実施計画は、BIID日本人メンバー


コンセプトが出来上がると、平面計画や立面計画、家具の配置計画や照明計画などを行い、詳細を詰めていきます。


これを担当したのは、日本在住のBIIDメンバー澤山乃莉子さんとロンドン在住のブライソン美奈子さん。


美奈子さんは、ロンドンでのモノ選びも担当しました。


計画通りに施工ができるよう詳細図を書いたり、工事の監理をするのも日本人メンバーの役割です。



4. BIID (英国インテリアデザイン協会)とは


BIID (British Institute of Interior Design)は、イギリスで50年以上の歴史を持つ、インテリアデザイナーのための協会です。


ロンドンといえば、世界の富豪が不動産を所有しますが、彼らのインテリアデザインはもとより、世界中から仕事とってくるメンバーもたくさんいます。


メンバーは、何層かに分かれる準メンバーを合わせて約2000名。


経験年数や能力によりランク付けされます。


日本人も30名ほどになりました。


イギリスで学んだ、あるいは働いたことのある人ばかりで、仕事のプレゼンテーションを行い、インタビューを受けて入会しています。


先日、本国の正式な承認を得て日本支部が設立され、今回のプロジェクトのキーマンとなった澤山乃莉子さんがその会長に就任しました。


BIID 日本支部

(中央のイギリス人がSusie, その左が澤山さん、その左が私です。)



5. BABID (英国インテリアデザインビジネス協会)とは


BIID日本支部のメンバーは、皆それぞれに活躍しており、一部の人は企業に所属していますが、ほとんどの人は、リフォーム、リノベーション、インテリアデザインをお請けすることができます。


一方で、本場イギリス人にデザインをお願いしたい、と思う場合は、BABID(英国インテリアデザインビジネス協会)にお問い合わせください。


Susie以外にも、日本に来たことがある、日本びいきのデザイナーたちが何人もおり、ご依頼者の希望によりマッチングいたします。


日本人メンバーが必要に応じてサポートいたしますので安心です。



なお、今回の逗子マリーナのリノベーションは、雑誌RSVP22号 (2018年7月25日発売)に詳しい説明が載っています。


この号は、イギリスのインテリア情報も満載ですので、よろしければ是非お求めください。

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飯沼朋子

飯沼朋子

建築士、インテリアデザイナー| ロンドン The Interior Design School プロフェッショナルディプロマ取得| 英国インテリアデザイン協会(BIID) 最上級会員| 暮らしやすく美しい空間づくりに役立つようなコンテンツを配信しています。